内発動機と効力感

内発動機と効力感。

正確には、『内発的動機付け』と、『自己効力感(セルフ・エフィカシー)』 と言います。

 

SE LIFE BOATが考える システムエンジニアが仕事を”続けていく”上で、

なにより重要と考える2つの要素です。

『内発的動機付け』とは 自身の好奇心や、その行動自体に面白さを感じ、自らの意思でやりたいと思うようになることです。

 

人によって、それは様々ですが、 システムエンジニアとっては、

最新の技術にふれたり、知らない業務知識を得たり

個人、全体に関わらず、これまで出来なかったことが、

出来るようになるような時などでしょうか。

 

簡単に言えば、外からきっかけを与えられずとも、自分の内側から湧き出てくる やる気です。

これに対して、 報酬や罰といった動機付けを、『外発的動機付け』と言います。

働かなければ、報酬が得られない

結果、衣食住がままならない というのが、最もわかりやすい外発的動機づけの一例かもしれません

ちなみに、過度の報酬を受けてしまうと、

外発的動機付けは高まるかもしれませんが(さらに報酬を得たいなど)

内発的動機付けは損なわれる傾向にもあるようです。

(報酬、見返りばかりに気が取られた結果、その事自体への面白みは感じられなくなってしまう)

 

もちろん、多くの報酬を得ようとすることは悪くありません。

これも1つの立派なモチベーションです。

ゆえに、外発適動機付け悪くて、内発的動機付けが良いという単純な話ではありません。

ただし、この外発的動機付けは、

自分の外から受けるきっかけであり、安定的にあるとは限らず、変化する可能性が高いものです

先述のように、一時の過度の報酬を受けたあと、その報酬が下がってしまったら、

そこから、内発的動機付けによって、またやる気を出していく事はとても難しい作業です。

外からの影響を受けずに、自身の気の持ちようだけでモチベーションを維持していく、

このために 内発的動機付けは無くなてはならないものと言えます。

 

次に、自己効力感についてです

 

仕事や趣味など何かにチャレンジする時に、

自分になら出来ると考え、それを自身で確信することを

 

自己効力感(セルフ・エフィカシー)と言います。

この自己効力感の高さによって、 問題に直面した時の行動が変わると言われています。

また、高い自己効力感がある時は、先述の内発的動機付けも高まります。

これとは逆に、反復してその事をやっていくなかで、自分には無理と考え、 自ら行動しようとする気持ちが萎えてしまうことを 学習性無力感と言います。

 

自分にならできる!

これならやれる!

必ずうまくいく!

と思って何か行動に移る時と、

 

自分にやれるはずがない、

どう考えてもハードルが高すぎる、

失敗のイメージしか持てない

と思って行動に移る時、

 

どちらがよりパワーを持ってそれにあたることが出来るかは、言うまでもありません。

以上が、『内発的動機付け』と『自己効力感』の簡単な説明です。

 

システム開発の現場で、SEがこのふたつを持って仕事ができている現場は、

とても良い現場だと思います。

たとえば、 その開発案件をやることで、新たな知識が身に付く事がとても嬉しかったり、

計画をしっかり立てて、それが計画どおりに進んでいくことで、より着実に最後までやりきろうと思える現場。

とても素敵な現場ですが、そういった現場ばかりではありません。

 

でも、この内発的動機づけと、自己効力感は誰かから与えられるものではなく、 自分の中から生み出すことができるものです。

SE LIFE BOATは、この二つの要素を全てのSEが持ち、

日々の仕事に向き合えるようにしたいと考えています。

一人で考えることは難しくても、一緒に考えることで、きっとあなたの中に 内発的動機づけと、自己効力感を生み出すことができるはずです。

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