SEライフ(人生)の理想形
◆感謝と目的
「感謝と目的」を忘れると
一人でいると「孤独感」
二人でいると「劣等感」
三人でいると「疎外感」
これは、「本気で「夢」を叶える会」という
Facebookページの投稿です(facebookページはコチラ)。
この言葉は、あるお寺の言葉だそうです。
この言葉に出てくる
孤独感、劣等感、疎外感という言葉
現場の人間関係や
自分自身の仕事に悩むSEに
ぴったりあてはまる言葉だと思いました。
誰からもフォローしてもらえず、
ひとりぼっちで仕事をしているような孤独感
周りの人たちの経験や知識に差を感じ
自分だけついていけてないと思う劣等感
現場のチームに馴染めず、
仕事の流れからも外れてしまう疎外感
どこにでもあるような話だと思いますが、
いろいろな悩みの原点に近い話のような
気がします。
◆ この投稿の言葉には続きがあった
この投稿には、孤独感、劣等感、疎外感を
裏返したような続きの言葉がありました。
投稿された方が付け足したのかもしれませんが、
とても良い言葉でした。
「感謝と目的」があると
一人でいると「充実感」
二人でいると「安心感」
三人でいると「連帯感」
最初のうちは、「確かにそうだよなぁ~」と
漠然としたものしか感じていませんでしたが
よくよくこの言葉を噛みしめているうちに
この逆の言葉、
「充実感」「安心感」「連帯感」こそ
SEという仕事を続けていく上で
もっとも大切なものだと思えてきました。
もちろん、SE以外の職種にも
あてはまる話だと思いますが、
ひとりで作業をする事が多く
他のSEと経験や知識を比較されることもあり
チームの中で仕事をする。そんなSEにとって
「感謝と目的」を忘れると
一人でいると「孤独感」
二人でいると「劣等感」
三人でいると「疎外感」
「感謝と目的」があると
一人でいると「充実感」
二人でいると「安心感」
三人でいると「連帯感」
この言葉は、まさにSEのための言葉です。
また、
「充実感」「安心感」「連帯感」を
持って日々の仕事ができているSEは
とても理想的なSEライフ(人生)を
過ごせていると言えるでしょう。
そして
これらの3つの「◯◯感」という言葉の前には
どちらにも、こんなフレーズがあります。
「感謝と目的」を忘れると・・
「感謝と目的」があると・・
ここにSEが理想的なSEライフを
おくるためのキーワードがあります。
「感謝」と「目的」
◆理想的なSEライフをおくるために
「感謝と目的」があると
一人でいると「充実感」
二人でいると「安心感」
三人でいると「連帯感」
そして、この「充実感」「安心感」「連帯感」が
日常の仕事から得られている状態こそ
とても理想的なSEライフをおくれている状態
と思います。
そして、そのためには、
日常の仕事をとおして
「感謝」と「目的」を実感できている
必要があります。
◆「感謝」と「目的」
「感謝」とは、
その言葉のとおり、周りに対して「ありがたい」
と、思う気持ちです。
「目的」とは、
その仕事は何のためにあるのか?
そのシステムは何のために作るのか?
その作業は何のためにやるのか?
そういった存在理由や動機となるものです。
「感謝」と「目的」が必要
「感謝」と「目的」が大事
「こんなこと当たり前、当然の話、
誰かに言われるような事じゃない」
と、思われるかもしれませんが、
これが時に完全に消えてしまう、
みんなから完全に忘れさられてしまう、
それが、SEの現場です。
例えば・・
お金を払ってるんだから、
何でも自分の言いなりになると思ってる発注者
相手からの指示があるまでは
どんなに状況がヤバくても、
自分から動こうとしない作業者
間違いに気づいたり、状況に変化が起きても
それに対して柔軟に対応しきれず、
当初の計画のまま突き進んでしまうプロジェクト
そんな環境に身を置くことで、
いつの間にか、周りとの協力をあきらめ
孤立していくSEたち
あげようと思えば、いくらでもあげられます。
◆管理職がすべき最も重要な仕事
メンバーのサポート、
関わっているプロジェクト全体のサポート、
予算の管理、スケジュールの管理、
業績考課、その他もろもろの報告書、
管理職や、チームを預かるリーダーの
仕事は山ほどあります。
でも、その中で最も重要、
大切な仕事は、そこにいるSEたちに
継続的に仕事ができる環境を作る事です。
そして、そのためには、
まさに、そこにいるSE一人ひとりに
日常の仕事から「感謝」と「目的」を
意識させてあげる事だと思います。
「感謝」を意識させてあげる事とは
気持ちよく「ありがとう」と言い合える
状況を作るということです。
例えば、
(結構、ウザがられるかもしれませんが・・)
日頃から、感謝の大切さについて説く。
いつも自分から「ありがとう」と言う。
また、みんな自分自身に余裕が持てないと
誰かに感謝するなんて気持ちは失せていきます。
チーム全体として、ある程度の余裕のある
状態を維持する事が必要だと思います。
特に誰かを犠牲にして仕事を推し進めるような
やり方は絶対にNGです。
「目的」を意識させてあげる事とは
何のために、これをやっているかわからない
という人に、目的を教えてあげる事です。
目的のわからない作業は、
やっていることが間違っているんじゃないか?
といった不安感や、
貴重な時間をただ浪費しているのではないか?
という苦痛を与えます。
目的を伝えることで、
そんな不安感や苦痛を取り除き、
その人の仕事へのモチベーションをあげます。
また、その人自身の目標(将来の目標)と、
その仕事の目的を結びつけてあげられれば
尚良しです。
どんな仕事でも、その評価を受けますし、
またその経験は、どんなものだったとしても
次のステップへの糧となります。
こんな事も、あたり前の話の様に聞こえますが、
ある程度の経験を積んだSEこそ、
自分の将来の目標と、今の仕事を結びつける事が
出来なくなっています。
管理職やリーダーは、その結びつける作業を
手伝ってあげると良いと思います。
◆まとめ
理想的なSEライフをおくるという事は
日々の仕事から
充実感、安心感、連帯感が
得られているという事
そして、そのためには
日頃から「感謝」と「目的」を実感できる状況に
身を置く事。
さらに、管理職やリーダーは
そんな状況をつくることを最も優先すべき。
さらにさらに、もう一つおまけ
トップの経営者は、管理職の人たちに
そんな現場の環境を作るための
時間と余裕をあたえてあげるべきと思います。
自分、相手も、あの人も、あなたも
みんなそれぞれが感情を持っている人間です。
仕組みやルールだけで、
仕事を続けていくことはできません。
こんな理想的な環境ができるまで、
時間が掛かるかもしれませんが、
いつか、すべてのSEが
理想的なSEライフを過ごせるように
なればと思います。