あの日、3月11日。

2015.03.11 (水)

3月11日、

その時、わたしはビルの8階にあるオフィスで作業の真っ最中でした。あっ、地震だと思ったら、揺れがこれまでに経験したことがない尋常ではないものに。

しばらくして、揺れはおさまりましたが、何事が起きたのか、パニックではないものの、冷静でもなく、オフィスにあるテレビをつけると、非日常の事態が起きてしまったことを、やっと頭が理解しました。
これだけの衝撃を受けて、みんな作業に戻れるはずもなく、
とりあえず、予定していた打ち合わせは全て中止にして、そのままテレビのニュースを見るなり、
自身の作業をやるなり、それぞれの自由という事になりました。

一定の間隔で余震が続くなか、たくましい人たちは(ぼくからみたら十分たくましい)、自身の作業に戻ります。
世の中では、これまで経験したことがないような一大事が起きているのに、迫っている納期を考えれば、そんなこと言ってられないというのもあったのかもしれません。

次に、ずっとニュースばかりを見ていても・・・という人も、自身の作業を再開していきました。
はっきり覚えていませんが、最終的には、半分くらいの人がテレビを見たり、連絡を取ろうとしていましたが、もう半分の人は自身の作業を再開していました。

しばらくすると、電車が止まり、帰るに帰れない状況にあることがわかってきました。
ニュースでは無理に帰らない方が良いと言ってるものの、このままオフィスに泊まるわけにもいかず、
家や家族が気になるという人は、それぞれが意を決して帰宅していきました。
私も家まで1時間半の道のりを歩いて帰りました。

それから数日の中で、同じ日本で想像を絶する途方もない悲劇が起きていたことをニュースで知ることになりました。

あの震災で、
直接被災した方ではなかったとしても、人生が変わったという人は少なくなかったと思います。
私が知る人の中にも、SEを続けられなくなってしまった人がいました。

・・あれから4年。

日々、過酷な現場で戦っているSEにとっては、仕事をしていないときは安心できる居場所が必要です。

被災した方のご冥福と、心に痛みを受けた全ての人の悲しみが少しでも和らぐ事をお祈りいたします。

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