叱られた時にだけ来るチャンス 〜つづき〜
前回の続きです。
今回は順番に叱られた時に来るチャンスとそれをモノにする方法を説明していきます。
叱られる時は、ついつい起きた出来事や自分の状況ばかりに頭がいって、叱ってくる人が、何をどう考えているのかまで頭が回りません。
しかし、怒るではなく、本当の意味で叱ってくれている人は、その叱るという行為を発動するまでに、いろいろとあなたの事を考えています。
それは、あなたに対してどんな言い方が良いのか?とか、
叱った際に、あなたがどうリアクションしてくるだろうか?とか、
叱った後、あなたに対してどんなケアをするべきか?とかです。
重め/強めに叱る時ほど、いろいろと叱る前に考えているのです。
そして、ここがポイントなのですが、大抵の上司は、普段(叱る時以外)は部下についてそこまで考えられていません。(そういった時間も余裕も無いはずです)
先に述べた結論である、叱られた時こそ訪れるチャンスとは、まさに普段とは異なるこの状況のことです。
普段は、あなたの事をしっかり見てあげる余裕がない上司でも、
叱る時は、あなた自身の事を改めて考えずにはいられません。
それこそ、ただ一方的に叱責するのではなく、逆にあなたの言葉を聞いてあげようとだってしてるはずです。
こんな時こそ、あなた自身の想いをぶつけて、叱ってくる上司をあなたのサポーターに変えてしまいましょう。
ただし、ただ一方的に自分の想いをぶつけてもダメです。
まずは、叱られることになった原因について、自身でそれを詫びて、そこからあなたの素直な想いをぶつければ良いのです。
普段は、あまり面と向かって話をしない上司とでも、話しやすく、いつもより中身の濃いコミュニケーションが取れるはずです。
人にもよりますが、一般的に良い上司は、叱るときは短く濃く叱ります。
あまり長々と喋らないものです。そういった上司から叱られる際は、その場では上司のペースのまま、叱られたことについて反省し、ちゃんとお礼を言って締める。
その後に、改めて謝辞を述べつつ、自身の想いを伝えたり、状況を知らせてみてください。
叱られたタイミングと異なっても、そんなに間を空けなければ、ちゃんと話も聞いてもらえるし、より味方になってくれる確率は高まります。
ひとつ、最後に注意です。
あなたの上司も人間です。別の理由で、虫の居所が悪い時だってあります。そんな時は、叱られているというよりも、怒りをぶつけられていると言った方があてはまる場合もあります。ただ怒りをぶつけられているのか、それとも叱られているのか、そんなところもちょっと気にしてみましょう。
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