周りはいつだって「求む!説明上手のエンジニア」

2018.10.22 (月)

🔷 「説明って、めんどくさい・・」と言って評価を下げるSE

間違ったことを言ってないのに・・・伝わらない。

そもそも相手がそれを知らないせいで、

どう説明してあげれば良いかわからない。

 

そんなこんなで、説明そのものが面倒になっていく

そして、心の中でつぶやきます。

「まあ、聞かれた事だけに答えればいいか・・」

 

こういったSEあるあるの習性が、

周りの人たちから、

SEさんって、知識はたくさん持ってるけど、

コミュニケーションが苦手な人が多いですよね」

なんて言われてしまう理由の

一つになっています。

 

しかし、当然ながら、

すべてのSEが説明が苦手な訳ではありません。

 

説明が得意なSEは、

「あの人の説明はわかりやすいとか

「話にいつも説得力がある」なんて評価され

交渉ごとなどで、顧客の前に立つ機会も多くなり、

自然と、いろんな場面で

みんなから頼りにされるようになります。

 

これは、まさに

説明スキル コミュニケーション能力

という方程式が成り立つ事を証明しています。

周囲の人と連携しながらプロジェクトを遂行する

SEには、説明スキルの有無が

自身の評価に大きく影響していると言えます。

 

🔷 「説明に対する苦手意識」が生まれる理由

「説明は得意ですか?」と聞かれたら、

多くの人が「どちらかと言えば苦手」と答えます。

 

それはその人自身の問題というよりも、

誰にとっても「説明スキル」そのものが、

「得体のしれない難しいもの」と

思われているからです。

では、なぜそんな風に思われてしまうのか?

理由は3つあります。

 

🔷 1つめの理由

「説明」には、そもそも算数のような、

絶対的な正解がない。

説明の細かさ、言い回し、順番、

何を言うべきか、何を言わないべきか、

相手によっても、状況によっても、まちまちです。

 

この前は、うまくいった説明が、

次回、全く同じようにやったにも関わらず、

全然うまくいかないなんて事もありえます。

 

🔷 2つめの理由

自分の出来とは関係なく、

説明相手のコンディションによっても

成否が変わってくる。

相手のコンディションとは、

その人が持つ知識、理解力、

その人の気分、疲労度、興味度合いなどです。

 

あっちの人は理解してくれとしても、

こっちの人が理解してくれるとは限りません。

同じ相手に、同じようなやり方で説明したとしても、

毎回、うまくいくとは限りません。

 

ダメな時もあり、その原因は相手の疲労度や、

その時の気分からくる集中力の低下の場合もあります。

 

🔷 3つめの理由

ほとんどの人が説明のスキルについて

ちゃんと教えられていない

教えてもらえるとしても、新人研修の時か、

仕事をとおして教えられるくらいです。

 

ただでさえ決まったやり方がなく、

常に状況に応じた説明が

求められるのにも関わらず、

基本を教えてもらえてないという状態は、

解説と基本練習のページを全く見ずに、

いきなり応用問題に挑戦している様なものです。

 

ちなみに、

こういった形でしか教えてもらえなかった人が

教える側の立場になると、

自分の経験のみしか語れない

教わる相手の力量を計れないまま教える

といった感じになりがちです。

 

このちゃんと教わらない連鎖のせいで、

ほとんどの人が「説明」という行為に対して、

自然と苦手意識を持つようになってしまいます。

 

🔷 みんなが苦手、だからこそ求められる!

SEという仕事では、「説明する」という状況が

どんな作業にもついてまわります。

プレゼンのようなシチュエーションもあれば、

自分の作業の成果物についての説明など。

 

口頭で行う時もあれば、文章にする事もあり、

あらゆる状況で求められるものです。

もっと言えば、「説明」という行為を抜きにして

成立する仕事はほとんど無いと言っても

過言ではありません。

 

しかし、それだけ必要不可欠なものなのに、

多くの人が苦手意識を持っており、

それを克服する重要性をなんとなく感じながらも

どう対処していけば良いかわからないため、

なんとなくその問題をそのままやり過ごしている。

 

だからこそ、「説明」が得意という人の評価は、

業務知識や技術力を持つ人よりも、

ときに高く評価される事があるのです。

 

また、それは、

時には「尊敬」や「期待」という言葉になるくらい

高まることがあり、

それだけ、多くの人が自分の周りに、

説明上手の人が居てほしいと考えている

表れだったりします。

 

最後に・・・

SEという仕事を続けていくと、

システム関連知識や、ユーザーの業務知識は、

自身が関わった部分であれば、

自然と身につき、なかなか忘れないものです。

 

しかし「説明スキル」はそれとは少し異なります。

もしも説明が苦手だと思っているなら、

なんとなく仕事をしているだけでは、

その苦手意識を克服することはできません。

 

この問題の一つの解決方法として、

ロジカルシンキングのスキルを習得する事を

オススメします。

 

ロジカルシンキングのスキルは、

ひらめき、思考の整理に役立つだけでなく

わかりやすい説明をするために

とても有効です。

 
 

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