成果が出せない時の、SEの悪循環
普段、SEが仕事をしていくなかで、自身が思っていたような成果が出せない時があります。
まあ、人間がやっていることなので、
うまくいく時もあれば、
うまくいかない時だってあるのですが、
この時の対処を誤ると、なかなかその状態を抜け出せない悪循環にはまる時があります。
今回はそんなお話です。
悪循環にはまってしまう人が取る行動パターンが2つあります。
1つめ、『ひとりでやろうとする』
悪循環にはまってしまいがちな人は、
何か失敗をしてしまった時に、
周りの人に頼らずにやろうとする傾向があります。
その理由は、
責任感や向上心からきていたりもするのですが、
この気持ちが裏目に働くと、
周りの人に、必要な事柄を聞かずにやってしまうことがあり、そうなると、再び失敗を繰り返してしまう可能性が高まります。
聞かない理由が、『そもそもなんて聞いてよいかわからない』
という状態もよくあります。
こんな時は、とんちんかんな聞き方になっても構わないので、とにかく、よくわからないという意思表示をするべきなのですが、それによって、相手から自分をもっと低く見られてしまうかも?なんて気持ちも働いて、聞くことを躊躇してしまう場合もあります。
2つめ、『挽回するために、キャパ以上のものをやろうとする』
1つめと似ているところもありますが、
こちらは、その人の積極性が裏目にはまるパターンです。
孤立することはなかったとしても
うまくいかない状況から、はやく抜け出したい、
はやく出来るようになりたい、
そして、名誉も挽回したい、
そんな時、量をこなすことで、
それを達成しようとします。
もちろん、量をこなすことで、コツをつかみ、
状況が好転していくケースもありますが、
そうなるには、それなりに時間は掛かってしまいます。
最悪なケースは、
1つめと、2つめのダブルパンチです。
『ひとりでかつ、
キャパ以上のことをやろうとする』
最悪なケースと書きましたが、
『自分は、いつもこんな感じだけど』
というSEの声が聞こえてきそうです。
チームの状況などで、不本意ながら、こういった状態にある人も少なくないかもしれません。
うまくいっているうちは、良いのですが、
思うように成果が出なくなってきたら、
ご注意ください。
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あなたのやりたい事、なりたい自分、
身につけたいスキル、望むポジション、
何からやりがいを感じられるのか、
あなたの望むビジョンを明確にしていきましょう。
SE未来コンパスで、
あなた自身の未来の計画書を作りましょう。
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