SEの失敗。ドツボにはまる落とし穴
何か失敗した時、思うようにことが進まない時、
そこには必ず原因があります。
そして、その失敗を繰り返さないため、ものごとを先に進めるため、 その原因を取り除こうとします。
でも、その原因の取り除きかたを誤ると、
更なる失敗を繰り返したり、
もっとドツボにはまっていく事になります。
今回は、そんなお話です。
失敗の原因を探る時、なぜその事象が起きたしまったのかを考えるとおもいます。
なぜなぜ分析ってやつですね。
なぜを何回繰り返せなんて、言われたことがある人も多いかとおもいます。
このなぜなぜ分析で、まったく見当違いの方向に行ってしまうと、どうしようもないのですが、
ありがちなのは、なぜなぜ分析をした後の
対処でドツボにはまるパターンです。
なぜを繰り返した結果、原因が見えてくると、
その原因に対して対処しようとしますが、
ここで、より根本原因に対して、もしくは、より強烈な印象のある原因に対して手を打たなければと考えます。
もちろん、これはこれで一理あります。
表面上の対処だけ行って、根本的な部分を解決しなければ、また同じことを繰り返すかもしれないからです。
でも、ここが落とし穴です。
根本原因というくらいだから、その問題な状況は根が深く、昨日今日で出来た問題ではない場合が多いです。そこに対して手を打とうとしても、簡単には解決できません。
そうであるにも関わらず、
「これが出来ていないから、
今度からこうしましょう」
なんてルールが出来ちゃったりすると、
守れもしないルールを置いて、
結局、何も変わらなかったり、
余計に無理をしなければならないような事態になってしまいます。
そこでその問題の根の深さに気づき、
すぐには解決しないから、時間をかけて解決しようとする長期対策を立てる場合もあります。
即解決が出来ないと気付けているのは良いのですが、これもあまりいただけません。
なぜなら、時間をかけて取り組んでいくこと、
問題解決のアクションを習慣化していくこと、
それ自体がもともと大変なのです。
次回に続きます。
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あなたのやりたい事、なりたい自分、
身につけたいスキル、望むポジション、
何からやりがいを感じられるのか、
あなたの望むビジョンを明確にしていきましょう。
SE未来コンパスで、
あなた自身の未来の計画書を作りましょう。
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