SEの仕事術「話にタイトルをつけてみる」
・・出来ないとどうなる?」の続きです。
◆落とし穴は「正確さ」と「漏れなく」
誰しも、重要な報告や説明をする際は、
その内容と伝え方について考えるはずです。
なにを?どこから?どんな言葉で?
そんな時、第一に考えたいのは、
「この話の結論はなにか?」ということです。
結論が何か?を考える前に、
「絶対に正確な事を言おう」とか
「伝え漏れのないように言おう」とか
考えてしまうと、
結果的に、相手にとってわかりにくい
伝わりにくい説明になってしまう事があります。
もちろん、正確であること、伝える情報に漏れが
無いことが望ましいのは、当たり前。
しかし、正確さを気にするあまり、
必要以上に詳細になったり
漏れなく言うことを気にするあまり、
話がどんどん膨らんでいったりすると、
聞き手はどこが主題なのか
さっぱりわからなくなります。
◆話にタイトルをつけてみる
この話の結論が何かを考えてみる
そのとっかかりとして、
まずは、この話のタイトルをつけてみる
ことが、結論を明確にするために有効です。
たとえば
タイトル「◯◯は■■」
こんな風にタイトルをつけてみると
もうそのタイトルが結論そのものに
なっている場合もあります。
もっとシンプルなタイトルもあります。
タイトル「◯◯について」
こういったタイトルをつけた場合は、
先述の
タイトル「◯◯は■■」
といったかたちに変換してみるか
サブタイトルをつけてみます。
これで、
結論が自分自身の中でぐっと
浮き彫りになっていきます。
◆結論から話す
あたまの中で話のタイトル付けが出来たら、
結論から話すというハードルは
もう飛び越したも同然です。
実際に話をするときは
タイトルから話す、もしくは
タイトル→結論の順で話せば良いのです。
あたまの中の整理ができていないまま
いきなり結論を話そうとする時の、
難しさや、唐突感といったものは
もうなくなっているはずです、
また、聞き手側としても、
話の冒頭に、その結論だけを
丁寧に言ってもらえるので、
その後の話の中身の理解が
とても簡単になっているはずです。
相手に何かを伝える際は、
結論から述べる。
結論から述べる時のコツとして
話にタイトルをつけてみる。
話や報告が苦手なSEの方は、
ぜひやってみてください。
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