SEの仕事術:わかりやすい議事録のコツ①
SEにとっての「議事録」とは
SEは現場や客先で
さまざまな打ち合わせに参加します。
そこで、打ち合わせによっては
必要になるのが「議事録」です。
先日、あるSEの方とお話した時に
議事録を書くことは、
いろんな面でとても良い経験となり
SEの成長につながると仰っていました。
わたしも、まったく同感です。
議事録を書くことは、
文章力をつけるだけでなく、
聴き取る力、知識の整理など、さまざまな効果が
あると思います。
わたしは以前、顧客側の担当者から、
議事録がとてもわかりやすいと
お褒めの言葉をいただいた事が
あります。
それから、書いて整理することが好きになり
仕事全体がはかどるようになりました。
という訳で、前置きが長くなりましたが、
今回は、わかりやすい議事録についてです。
わかりやすい議事録を書くための
コツが2つあります。
わかりやすい議事録のコツ〜その①〜 会話形式で書かない
たまに目にする議事録に以下のような
会話形式になっているものがあります。
◯◯さん:□□の件はどうなりましたか?
△△さん:現在、××を対応中です。
◯◯さん:承知しました。
これは、1行だけ、□□は××を対応中。
とあれば良く、その前後の
◯◯さんの「どうなりましたか?」
「承知しました」は無駄です。
よく内容がわからない人が議事録係を
まかされると、こんなふうになりがちです。
「どうなった?」「了解した」という流れがないと
何がきっかけで、どう帰結したのかが
はっきりしない印象を持つかもしれません。
しかし、SEが書く議事録は
結論さえ明確になっていればよく
むしろ、
結論の部分が際立っている方が
わかりやすい議事録と言えます。
また、「誰がそれを言ったか?」を
明確にしておきたいという考えもあるかも
しれませんが、
重要なのは、誰がそれを言ったのかよりも
誰がその結論に対して影響を受けるのか
を明確にすることです。
誰がやるのか、その事柄に誰が影響を受けるのか
打ち合わせ後の、議事録の回覧で
関係者にしっかりと認識してもらいましょう。
わかりやすい議事録のコツの2つ目は
次回につづきます。
ロジカルあたまで仕事をよりスムーズに!
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