SEの仕事術:「目的」と「手順」◯◯しないと意味がない

2016.11.21 (月)

大切なのは目的の理解と、手順の明確化?

SEに限った話ではありませんが、

仕事には、その「目的」を理解する事が

大切です。

 

何のために、その作業をやっているのか?

何のために、その成果物があるのか?

この目的を理解していないと、

大変な思いをして終わらせた作業が

全く見当ちがいなものであったり、

どんなに出来のよい成果物であっても

相手から喜ばれないものになってしまいます。

 

そしてもう一つ。

これまたSEに限った話ではありませんが、

仕事には、その「手順」をやる前に明確に

しておく事が大切です。

 

事前に準備しておくもの

実際に作業をやる際の順番

 

何がどういう状態になっていれば完了なのか?

手順が明確になっていない状態で

作業を始めてしまうと、

必要な作業タスクをやり忘れてしまったり、

手順を逆にしてしまい、

間違ったものを作ってしまう可能性も

あります。

 

この「目的」と「手順」の重要性については

みんなの認識度合いも高く、

いまさら語るまでも無いとは思います。

しかし、その認識している分だけの対処が

果たして出来ているかといえば、

答えは残念ながらNOです。

 

それは忙しいとか手間が掛かるといった

単純な理由以前に、「目的」と「手順」を

どこまで整理しておくべきかが

わかっていないからです。

 

SE失敗あるある:こんな状態は危険信号

作業計画書があって、

その作業の目的や方針が書いてある。

作業手順書があって、

何を何から実施するか書いてある。

 

一般的には、

計画書も手順書もない作業なんて

ざらですから、

これらの文書があるだけでも

十分マシな状態です。

 

でも、こんな状態でもミスは起こります

むしろ、これら文書が揃っているせいで、

作業を丸投げされ、

ミスや勘違いに気付かないまま最後まで

やりきってしまうなんて事もあります。

 

作業の途中で、

成果物を確認してもらえばいいじゃん?

と思うかもしませんが、

自分の勘違いや理解不足を、

相手に見つけてもらう事は誰がやっても

至難の技です。

 

近年、どんな現場でも

計画書、手順書、チェックリスト、様々な文書が

作成されるようになってきました。

 

しかし、これらの文書が揃ってきても、

ミス防止に対して、いまいち効果が出ない

それには理由があります。

 

目的と手順、◯◯しないと意味がない。

結論から言うと、

目的と手順はその両方が繋がっていないと

意味がありません

 

誰のために、何のために、といった

目的はしっかり書いてあるが、

なぜ、その方法でやるのかがわからない。

一つひとつの手順はシンプルに

書かれているが、

なぜ、その順序となっているのか?

なぜ、そのステップ自体が必要なのか?

がわからない。

 

その結果、

効率化のために、作業方法を改善したつもりが

逆効果のことをしてしまうとか、

まだ準備が整っていないのに、

作業を始めてしまい、結果、やり直しになったり

なんて事が起きてしまいます。

 

目的は目的、手順は手順と考えていると、

こういった危険な状態に陥っていることにさえ

気づきません。

 

目的を明確にしたら、その先の手順が

ちゃんと目的どおりの結果になること。

手順を明確にしたら、目的に沿った

手順になっていること。

このふたつを気にかけること。

 

すなわち、目的と手順がちゃんと繋がって

明確になっている事が大切です。

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