SEにとって計画作りよりも大切なこと

2017.02.04 (土)

「計画」って聞くと、なんか苦手だなと思うSE

SEにとって、「計画」という言葉は

何をするにもついてまわる

とても身近であり重要な言葉になっています。

 

でも、

そんな計画づくりに対して、

あまり良い感情を持っていない人もいます。

 

どうせまた方針から変わっちゃんでしょ?

 

そんなに事細かく考える暇があったら

やったほうが早いじゃん・・・

 

計画とズレた時の説明とか面倒だなぁ・・・

 

計画どおりか否かだけで評価されるSE

プロジェクトマネージャー、チームのリーダー、

そんな立場の人が計画づくりの責任者です。

作業内容を明確にし、

期間、要員数、費用を明確にし、

作業計画に落とし込んでいきます。

 

計画が出来上がり、その計画が承認されれば、

あとは、そのとおりに実施するだけです。

 

そして・・・

計画どおりに仕事が終われば評価され、

計画どおりにいかなければ、作業のやり方や

計画のミスなどを指摘されます。

 

本当は、作業の途中で、

致命的なミスを見つけて、

大事故を防いでいたとしても・・・

もっと大きな遅れになるところを

ものすごい挽回をして、

なんとか終わりまで漕ぎ着けていたとしても

計画内に収まっているかが

まず一番に評価されてしまいます。

 

結局、評価する側としても、

計画どおりか否かで判断するのが

一番わかりやすいからです。

 

こうなってしまうと、

良い計画を立てると言うよりも、

やる規模や難易度の精査ではなく

どんな想定外の事態にも対処できる

余裕のある期間と、十分な要員を確保

できるかが勝負になってしまいます。

 

計画作りよりも大切かもしれない事

そんなこんなで

どう見ても内容よりも大きな工数や期間の

見積もりが出来上がります。

 

そして、ユーザーは、

「なんでこんな掛かるの・・・?」

また別の問題の種がここで生まれます。

 

・・・・・

そりゃあ、

こっちだってここまで掛かるなんて思いたくない。

スムーズに行けばもっと早く終わると思ってる。

 

・・・・・

でも・・でも・・

ここで相手のご機嫌をみて下手に約束しちゃって、

その後、想定外事態に散々苦しめられた事は、

一度や二度じゃ・・・

 

・・・・・

ここは絶対に引き下がっちゃいけない・・・

 

 

「・・こんなにやる事があるんです・・」

 

「・・ここも見ないといけないんです・・」

 

「・・前回もこれぐらい掛かりました・・」

 
 

プロジェクトの成功は、計画で8割決まると

言われてたりもしますが、

どれだけ余裕のある条件を

みんなが円満な形でとおす事ができるか?

 

このスキルの有無こそが、

「計画」どおりにすすめるために

一番大切なことかもしれません。

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