報告が不十分なせいで評価を下げてしまうSEの打開策
🔶 報告ミスで苦労しない方法
報告がうまくできないばっかりに、
仕事が評価されない。
さらに仕事の姿勢まで疑われ
その後の仕事もやり難くなってしまう。
こんな事態に陥らないためには、どうすれば?
報告ばかりに気を回していれば良いのか?
もちろん、トラブルの原因に対処しないと、
いつまで経っても事が片付きません。
トラブル対応をしながら、随時、報告もする。
そして、その報告のなかで
原因や対処法について丁寧に説明する。
・・・なんてことは、
結構な熟練者でも難しいものです。
🔶対処方法① 「分担しよう」
客先や上司への報告を、
別の人との分担が可能なら、役割を分担し、
作業か報告のどちらかに集中できるように
しましょう。
とてもシンプルな対処方法ですが、
「やった人が報告する」という固定観念から
最初からこの選択肢を捨てている人もいます。
そんな生易しい状況なら
最初から苦労しないよ~という場合は・・
🔶対処方法② 「報告の意識をあげまくる」
なんか元も子もない対処方法ですが、
やっぱりこの方法しかないのです。
ただ、この方法は単に報告を忘れないように
常に意識しましょうという事ではありません。
報告の意識を「あげまくる」
とても感覚的に感じるかもしれませんが、
報告と作業の比率で言えば、
報告:6、作業:4です。
全体に掛かる時間のなかで
報告に割く時間も6割。
ここまで報告に対する優先度をあげます。
🔶 報告:作業の比率は、6:4が良い3つの理由
報告と作業でそこに掛ける
意識の比率、手間の比率、時間の比率・・
これらを6:4の比率にした方が良い
理由が3つあります。
<理由その1>
報告を意識することで、
報告を受ける側の心理や視点がわかる。
報告を受ける側の心理・視点がわかると、
自分の作業で見落としているところや
間違いにも気がつきやすくなります。
結果的に仕事の質もあがるので、
より評価されるようになります。
<理由その2>
報告の比率をあげすぎると、
相手から報告の負荷を下げてもらえる
報告がやたら丁寧すぎる。
もしも報告の比率をもう少し下げたら、
もっと作業が早く終わるはず。
こんな風に考えるのは、
あなただけではありません。
作業の終わりを待っている報告先の相手も
同じように考えます。
ここがポイントです。
報告に掛かる負荷は
自分で決めるのではなく
報告先の相手に決めてもらうのが
一番良いのです。
もちろん、相手が最初から
「報告はちょっとでいいよ~」なんて
言ってくれるケースは稀です。
故に、最初は過剰すぎるくらいの報告をして
報告のレベルを相手に下げてもらうのが
良いやりかたです。
<理由その3>
無意識でいると報告への意識が薄れてしまうから
3つめの理由はちょっと強引かもしれませんが
こういう単純なやつは誰にでもあてはまります。
人は2つのことを同時に意識し続けることは
できません。
報告も大事だなぁ~程度で考えてるくらいでは
気づかないうちに報告の優先度を
下げてしまいます。
なにかトラブルが起きたら、
事が収束するまでに、
どう報告していくかを、
第一に考えるようにしましょう。
以上が3つの理由です。
こんな感じで
「報告の意識をあげまくる」ことができれば
がんばってやった対応が、
思った以上に評価され、
その後の仕事もずっとやりやすくなります。
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