SEの説明スキル向上の秘訣「理由は3つあると良い」
🔶 なにかといえば理由が求められるSE
SEは、仕事のあらゆる場面で、
「なぜそうしたのか?」
「なぜこうなったのか?」
理由が求められます。
「なんとなくです・・・」と答えて
それで許してくれる相手であれば
良いのですが、
そんな人はそうそういるもんじゃありません。
もちろん、適当にやった仕事じゃない
ちゃんといろいろ考えた上で、
この結果になってるんだけど・・・
相手から突然「なんで?」「理由は?」なんて
聞かれてしまうと、
ドキッとして焦ってしまい
ついついパッと思いついたもので
答えてしまう。
そんな咄嗟の理由が、
さらに自分を窮地に追い込む場合も
よくあります。
🔶 理由は3つあると良い
不意に突っ込まれても良いように
何かを説明する時は、
なぜ?という質問にちゃんと答えられるように
理由が話せるように準備しておく必要が
あります。
そして、その理由は1つだけではなく
3つあると良いと言われています。
🔶 なぜ理由は3つが良いのか?
理由は3つが良い理由
その理由も3つあります。
⭐️ 理由その1
「相手から共感を得やすい」
理由が1つしかないと、
もしもその理由に対して
相手がピンとこないと話はそれまでです。
理由が3つあると、1つ目でピンとこなくても
2つ目、3つ目の理由で、
「あ~、それなら納得」という感じになる
確率が高まります。
⭐️ 理由その2
「相手の記憶に残りやすい」
人から何か言われたとき、
その理由として記憶できる限界は
3つまでと言われています。
理由はいっぱいあったほうが
共感を得られやすいのかと思って、
理由を4つ5つあげても、相手は聞いてるうちに
最初に言われた理由を忘れていきます。
「1つ目はなんだっけ?」
と相手に思わせるくらいなら、
最初から3つまでとした方が良いのです。
⭐️ 理由その3
「説明に熟考した感じがでる」
理由が1つしかなく、
「とにかく、理由はコレなんです」
というような説明だと、
単なる思いつきだったり、
主観的で偏った見方といった
印象を相手に持たれてしまう場合があります。
理由が3つあると、
いろんな角度から見て考えた主張
ちゃんと考えて出した主張といった
熟考した感じが説明から伝わります。
🔶 理由を3つ絞り出す癖とコツ
何か主張するときは、理由を3つ用意する。
最初のうちは意識しないと
なかなか習慣付いていきません。
何か考えたら、理由が3つあるかなぁ?と
自問自答するところから始めます。
慣れてくれば、考えかたの癖として
自分に染み付いていきます。
とはいえ、3つあげることが、そもそも難しい。
「3つと言われても思いつかないよ」と
いう人もいると思います。
こんな人のために、理由を3つあげるコツを
お教えします。
<理由を3つあげるコツ>
理由が3つ浮かばないときは、
過去・現在・未来の視点、もしくは
自分、相手、第三者の視点で
理由を考えてみる。
こんな感じです。
過去:これまではどうしていたのか?
現在:今は何がベストなのか?
未来:これをすることで、この先どうなるのか?
自分:自分にとってどうなのか?
相手:相手にとってどうなのか?
第三者:当事者以外、一般的に考えてどうか?
こんな風に、3つに分けられる視点で
それぞれ理由を考えてみると、
考えやすくなります。
そしてその中でもオススメは、
過去・現在・未来
自分・相手・第三者
この2つのパターンは、
いろんなものにあてはまりやすいです。
理由を3つあげるコツは以上です。
理由は3つ用意する癖をつけて
あなたの説明をより納得感のあるものに
レベルアップさせましょう!
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