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🔷資格で目的が達成されるのか？「給料アップ」について

資格取得の目的の２つめ

「給料アップ（昇進、会社からの手当）のため」

会社によっては、資格を取ることで、

それが評価されて手当が出るところがあります。

 

その金額はピンからきりまでだと思いますが、

全般的に、高くても数万円まで。

報酬アップというよりも、

ちょっとしたご褒美といったところでしょうか。

 

このご褒美が資格の勉強をする動機として

効果的かどうかは、人によるとは思いますが、

ご褒美は無いよりはあった方が良いと思います。

なんだったら、資格が取れた月は、

月収が倍くらいになれば、

みんな、もっとがんばれるかもしれません。

 

資格取得が給料アップに繋がる

もう一つのケースとして

昇格の条件になっている場合があります。

 

会社が昇格の条件として、資格の取得をあげ、

それが取れれば、一つ上の職位に

昇格できるというものです。

 

しつこいようですが、前提をもう一度言います。

法律上、SEの仕事をする上で、

資格は必要ありません。

 

なので、この昇格の条件は、

あくまで会社側が独自に設けているものです。

 

確かに資格の有無は評価する際もわかりやすく、

また対外的にも資格保持者が多いことは

会社としても良いイメージにもつながるので、

昇格条件の一つにしたくなる気持ちもわかります。

 

・・・・が、はっきり言ってしまいますが、

これだけは、本当にいただけないと思います。

 

🔷こんな状態なのに・・「正気ですか？」と言いたい。

実際に、こんな人たち（SE）が現場にはいます。

 

「会社の業務・売上げにはとても貢献している

いつも献身的で、残業も多め、

上司や人事から、資格の勉強を促されるが

今はとてもそんな余裕がないと思っている。

もちろん、この頑張りをもっと評価されたいと

思うが、今の状況ではどうしようもない・・・」

 

そして、もう一方では、こんな人もいます。

 

「昇格の条件にある資格は持っていないが、

その条件が設定されたのが、わりと最近であり、

自身はその条件ができる前に昇格していた」

 

この露骨な不公平が、SEの会社には結構あります。

特に、資格保持者を増やしたくて

資格取得を推奨する会社は、

こういった状況になってたりします。

 

人事の方は、これから会社が変わるためには、

やむを得ない。今は過渡期だからしょうがないと

考えたりします。

なので、こういった不公平にはなるべく触れずに

やり過ごそうとします。

 

この条件を突きつけられたSEも、

会社のルールだからしょうがないと

諦めます。

しかし、この条件のせいで、

献身的なSEが会社を去ってしまっては

元も子もありません。

 

結論として、

「給料アップのために資格を取得する」

アップの度合いはさておき、自分自身が、

これを取得の動機にできるのであれば、

それはそれで良いかもしれません。

 

しかし、会社側が給料アップの条件にすることは

絶対に反対。正気ですか？と言いたいくらい。

 

 

資格取得の目的の３つめ、

「自分自身のスキルアップのため」

これは次回のコラムに続きます。