『誰が』を口にするだけで、 残業が減る?評価が上がる?

2015.01.04 (日)

 

トラブル発生!突然の状況変化!予定外作業が発生!

 

何かが起きた結果、いつまでに何をやらなければいけないのか、当初予定していたものは、一旦後回しにするのか、同時並行で進めていくのか、

現場はいつもふとした事をきっかけに、一気に混乱の渦が生じます。

 

そんな時、忘れていけないのは、話しの中に『誰が』を入れることです。

 

緊急事態では特にそうですが、やることだけに目がいきがち、それは、誰がそれをやるかどうか以前に、

何をどうしなければいけないのか = 目的を明確にすること

が優先されるからです。

 

故に、まずは『誰が』は置いておいて、『何が、どうして、どうなった』を先に話そうとしますし、聞き手も、そこだけをまず理解しようとします。

しかし、ひとしきり話し終わった後、

改めて『誰が』を明確にしようとすると、最初から同じ話しをもう一度する中で、内容が端折られてしまいがちです。結果、担当者がわりあたっていないままの作業に気づけない場合もあります。

 

さて、話の中に『誰が』を意識して話すと、どうなるか?

 

担当者が不明確になるような先述の問題が起き難くなるのはもちろんですが、普段の会話の中に入れておくと、とても大きな二つの効果が表れます。

 

1つめ。『私』を主語にすることで、あなたが担当する作業ボリュームが伝わりやすくなる

作業の話しをする中で自分の事を話す際は、必ず『私』を主語にしましょう。伝える相手に、あなたが現在担当している作業をより印象づけます。みんな、自身の作業の事で頭がいっぱいで、周りの人が何を担当しているかなんていちいち覚えてられません。

しかし、あなたの作業だけは、みんながあなたが担当している事を知っているのです。

突然ムチャぶりされるような作業もなくなってきます。

 

2つめ。『◯◯さん』を主語にすることで、あなたとの距離が縮まり、あなた自身も良く見られやすくなる。自分以外の人について話している際は、必ず会話の中に『◯◯さん』と相手の名前を入れましょう。慣れないと、ちょっと照れくさいという人もいるかもしれませんが、これが出来るようになると、相手の事をわかっている、もしくは、わかろうとしている姿勢が伝わります。

これは自然と親近感に変わります。

親近感のある相手に対しては、その人の良いところを見ようとするものです。そうなると、自然とその人からの評価も高くなります。

 

普段の会話の中に、『誰が』を意識して話しをするようにする。

たった、これだけで、担当者が不明確なままという事態を避けられるだけでなく、

周りがあなたの状況を常に理解し、親近感を覚え、自然と高い評価をする。

 

どれも当たり前だよ〜と思われるかもしれませんが、その当たり前をみんなやっていません。

些細な日常の動作かもしれませんが、これは、やっておいて損はないでしょう。

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