SEが社内勉強会をやるときの2つのコツ 〜つづき〜
前回のつづきです。
何かわからないもの、理解したいもの、
得たい知識があるから、
その勉強会は開催されているはずです。
なので、参加している人にとって、
何がわからないのかを明確にしましょう。
事前に準備をするものであれば、尚更です。
勉強会をとおして、何かを得ることが
本来の目的であり、
勉強会を開催すること、
そこに参加することが目的ではありません。
その落とし穴にはまらないようにしましょう。
次に2つめ、
「目的に対して適切なクロージングを行う」
についてです。
適切なクロージングを行うためには、
わからないものに対して、
今度は、「なぜ?」わからないのかを
明確にする必要があります。
概要だけ聞いても
雰囲気がつかめなかったという人に、
同じように概要を伝えるだけでは、
わからないままです。
(ちょっと話がそれるかもしれませんが・・、
2回聞いたらわかったという人がいたとしたら、
それは予備知識がない状態で、1回聞いただけでは
わからないというのが理由です)
たとえば、
概要、全体の流れを知りたい人には、
全体を説明した後に、改めて要約して、
全体をもう一度おさらいをするの効果的です。
ピンポイントで不明点がある人は、
よりそこを重点的に教えることもちろんですが、
すでにわかっている部分との関係性まで伝えられ、
そこまでを総ざらいしてクロージングできれば、
新しい知識でも、
頭の中にしっかり定着していきます。
それぞれ、
その人に最適なクロージングがあります。
確かに、複数名が参加しており、
それぞれポイントが異なったり、
また教える側の知識や
スキルによるところもあるので、
参加者全員のニーズに応えるには限界があります。
しかし、最初に目的を全員で共有する、
その目的を達成するために、
この勉強会でどんなステップをふんで、
どういったかたちでゴールするのかの
認識が合うだけでも、
あなたの自主勉強会は確実にレベルアップし、
参加者の満足感も格段にあがるでしょう。
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あなたのやりたい事、なりたい自分、
身につけたいスキル、望むポジション、
何からやりがいを感じられるのか、
あなたの望むビジョンを明確にしていきましょう。
SE未来コンパスで、
あなた自身の未来の計画書を作りましょう。
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