SE失敗あるある「あっ・・それやってない」
◆SE失敗あるある「あっ・・それやってない」
直前まで意識してたのに、
他の仕事でバタバタしているうちに、
やらなければいけない作業を忘れてしまったとか
そもそも、その次の作業をする前に
やらなければいけない事がある事に
気づいていなかったとか
状況はケースバイケースですが、
作業、連絡、指示なんてのを同時にこなす
SEにとってはうっかりして、作業そのものを
忘れてしまうなんて事が結構あります。
「あ。。。それやってない。。。」
すぐにやれば済むものであれば良いのですが
ものによっては、これまでやってきた作業が
やり直しになってしまうなんてものもあり、
そんな時は、血の気が一気に引き、
目の前が真っ暗になります。
◆原因は絡み合うので、特定が難しい
なんでやらなかったの?と問われれば、
忘れてたとか、知らなかったとか、
とにかく、自分の意識の外にあった事が
直接原因になるのですが、
じゃあ、なんで意識の外にあったかというと、
その人自身の状態や、周囲の環境や
その時の状況などが絡み合うので、
特定することは難しいです。
「気合が足りない」なんて言われちゃうと、
それ以上何も言えなくなっちゃいますが・・・・
◆「忘れずに書いとく」は、不完全な防止策
やるべきことを書いて、
目につくところに置いて気づきやすくする。
うっかり忘れ防止策の筆頭である事は
間違いありませんが、
これは以下の理由で不完全な防止策です。
・書いておくことを忘れる
・書いたものを見ることを忘れる
・書いた場所を忘れる
・書いたものを見たけど、その後に忘れる
・書いたものを見たけど、誤解する
どれかにはまったら最後
「あ。。。それやってない。。。」になります。
◆やらずにはいられない仕組みづくり
やはりうっかり忘れ防止策として
完璧なものを考えるならば、
やらずにはいられない仕組み作りを考える
必要があると思います。
もう少し具体的にいうと、
・それをやらないと、次の事が始められない
・それをやらないと、それを含む作業全体が
終われない
といった様な、通常忘れない作業と
セットにしておくことです。
以前、テレビ番組で紹介されていたのですが
ある病院は、院内感染を予防するために
ドアのレバーと消毒液のスプレーを一体化
させました。
消毒液のスプレーのノズルを押さないと
そのドアが開かないのです。
この改善により院内感染が格段に
減ったそうです。
SEの現場で、忘れやすい作業に
どんな工夫が出来るのかわかりませんが、
少なくとも
「出来て当然」みたいなスローガンだけで
なんとかなるとは考えない方が
良いと思います。
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