SE失敗の罠「◯◯◯◯の徹底」は思考停止の一歩手前
◆誰にでもある失敗
ちょっと前に若手SEから、
大事な作業中に失敗した話を聞きました。
失敗自体は、いわゆる「うっかりミス」です。
確認したものの、間違いを見落としてしまい、
結果的に一緒に作業をしている先輩や
お客さんに迷惑を掛けてしまいました。
彼が特に不真面目だったり、
初めての作業をやっていたという訳では
ありません。
◆真面目なSEこそ要注意
彼との話の中で、なんでこんな事になったのか
原因を聞いてみました。
彼の性格によるところも多分にあるのですが
回答はいたってシンプル。
「自分が悪いんです・・」
「自分のつめが甘かったんです・・」
「自分の実力がまだまだ足りないんです・・」
あの時、ああしておけば・・・
あそこで、ここを見ておけば・・・
いろいろ後悔はあるようですが、
結局行き着く先は、自分が悪いというもの
そう語る彼の目はとても悲しそうでした。
出来て当たり前のことが出来ていない
そんな時は決まって、
「基本動作が出来ていない」と言われます。
人から言われる時もあれば、
自分自身でそう感じる時もあります。
真面目な彼も何の疑いもなく、こう言います。
「基本動作が出来ていませんでした。
今度やる時は、最後にもう一度確認して
絶対に間違いを見逃しません!」
・・・そりゃ、そうだろうけど、
本当にそれで大丈夫?
「最後にもう一度確認する」・・・なんて事は、
以前からも気をつけていたことでしょ?
次回につづきます。
関連する投稿
- 計画段階での失敗のツケは誰がリカバリーしているのか?
- SEの仕事あるあると日大アメフト部の反則タックル事件。謝罪会見から見えてくる共通点
- 報告が不十分なせいで評価を下げてしまうSEの打開策
- トラブル対応、がんばったのに評価されないSEの理由
- SE失敗の罠「◯◯◯◯の徹底」は思考停止の一歩手前 つづき
現在の記事: SE失敗の罠「◯◯◯◯の徹底」は思考停止の一歩手前