その人は何を思うのか?SEの心理 〜つづき〜
前回からのつづきです。
誰でも一度くらいは、
チームビルディングという言葉を聞いたことがあるかと思います。
コミュニケーションスキルといったフレーズも、世の中に溢れています。
心理学や交渉術なども、以前に比べて、ずっと私たちのみじかなところに 見られるような言葉になりました。
これだけコミュニケーションの重要性が評価されるようになると、会社もそういったスキルに長けている人を集めようとしたり、育てようとします。
そこで、チームビルディングの研修をやってみたり、コミュニケーションスキルがあると思われる人を採用しようとします。
し・か・し!
現場ではそう簡単にはうまくいきません。
チームビルディングの研修をやったら、翌日から雰囲気が変わった なんて話を、ぼくは聞いたことがありません。
コミュニケーションスキル高めだなと思われるメンバーをチームの中に入れたら、みんなが活発に意見するようになったなんて話も、残念ながら同様です。
なぜでしょうか?
理由を2つ考えてみました。
1つめ
大抵のSEにとって、
コミュニケーションは仕事ではない
コミュニケーションの重要性は理解しています。
ゆえに、何かあれば積極的に話をするようにしているところもあると思います。
でも、そうして話をしていても、成果物が仕上がっていくわけではありません。 最終的には、手を動かさないと物は出来上がらないのです。
こういった、そもそもの部分でコミュニケーションは自然と優先順位が下げられてしまうような気がします。
2つめ
報告・連絡・相談がコミュニケーションのすべてだと思っている。
報連相は、仕事をする上でとても重要なものですが、これが出来ていれば、コミュニケーションが取れている、意思の疎通が出来ていると 思っている人が多いような気がします。
ぼくが考える、コミュニケーションは、
尊敬、共感、思いやりといった、
感情や行為が不可欠だと思っています。
これらがない状態で、ただコミュニケーションを強要しても、それは、ただの情報収集であり、しかもSEにとって、それ自体に生産性はないのだから、これまた、自然と優先順位が下げられていくと思います。
また当然ながら価値観や考え方の違いまで共有する
なんてことは、至難の技だと思います。
あなたのチームの、あの人は普段どんなことを考えているのでしょうか?
あなたはその人にどんな感情を持てていますか?
そして、あなたの考えは相手にどれくらい伝わっているのでしょうか?
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あなたのやりたい事、なりたい自分、
身につけたいスキル、望むポジション、
何からやりがいを感じられるのか、
あなたの望むビジョンを明確にしていきましょう。
SE未来コンパスで、
あなた自身の未来の計画書を作りましょう。
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