SEの苦悩。答えようがない問い合わせ
◆SEは技術と業務、両方の知識を持つ専門家
SEは担当しているシステムの専門家です。
ヘルプデスクじゃなくても、
いろいろ聞かれる立場にあります。
それは、技術的なものもあれば、
そのシステムが扱う業務知識もあります。
◆SEが困る問い合わせ
◎質問が部分的すぎる。情報量が足りない。
『~~~で処理するとどうなるの?』
いやいや、それでは情報量が足りません。
こういう条件であれば、こうなるし・・・
ああいう条件だと、ああなるし・・・
まさか、全パターンの回答を求めてます?
◎そもそも、それを答える立場にない
『これって、ここまでテストしないとダメなの?』
いや、大丈夫だと思いますけど、
こちらが「大丈夫」って言ったら、
テストしないんですか?
こちらにそれを決める立場にありません。
「あの時、大丈夫って言ったじゃん」
・・・て言わないですよね・・?
◆聞いてくる相手も2通りある
◎こちらの立場も理解、だけど聞き方がわからない人
『すみません、ご教示ください』
『ありがとうございます。勉強になりました』
こんな風に言ってくれるなら
こちらも苦労した甲斐がありました。
ただ、この答えにたどり着くために、
こちらは、あなたの3倍質問しましたが・・・。
◎こちらの立場を無視、上から言ってくる人
『えっ、なんでそんなことやってんの?』
『そんなやり方してんだ~』
いやいや、こっちは答えてるのに、
なんであなたに批判されなきゃならないの?
そんなに気に入らないなら、
あなたが、このシステムを作り直せば?
と、心の中で言い返しています。
◆なんだかんだ言ってもちゃんと答えるSE
実際のところ、いろいろな人から
変な問い合わせはいっぱいきます。
『これはどうなってるの?』
『これは大丈夫?』
『こんなデータが来たらどうなりますか?』
これはこうなってます。
はい、大丈夫です。
おそらく、こんな風に処理されます。
本当にきりがないけど・・・
これも仕事ですし。
はい、次の問い合わせはなんですか?
え?データの入力自体をやめて、
これまでどおりの処理をするには
どうすれば良いか?
・・・・・・
こうして、またSEの苦悩の日々は続いていく。
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