SEにとって「実績」が大切な理由
前回のテーマは、
面接時の実績を伝えることの大切さでした。
しかし、この「実績」というのは、
ふだんから意識しておく必要があります。
今回のテーマは、そんなお話です。
この流れで問いかけるのも変ですが、
SEのキャリアを積んでいく上で、
一番大切なものはなんでしょう?
自分自身の能力を向上させること?
たとえば・・ 知識・技術力、発想力、
コミュニケーション力、論理思考力、
忍耐力、精神力、
他には資格の取得とか。
はたまた、周囲の環境を整えること?
たとえば・・・ 作業環境?人間関係?
いろいろあると思います。
どれも大事だと思います。
この中では、どれが一番とかは
決められないですよね。
ただ、まったく別の角度でこれらを見たときに、
とても大事なものがあるんです。
そう、それが「実績」です。
もうちょっと補足して言うと、
あなたの能力や経験を「実績」というかたちで
相手に説明できること、
あなた自身がそのように「実績」として
認識していることが重要です。
たとえば、あなたのチームに新人が
配属されたとします。
その新人はあなたにいろいろ質問をしてきて、
その都度、あなたはその質問に答えます。
ただ質問と回答のやり取りをしても、
効率が悪いので、その新人くんに自分なりの
手順書を作ってみることを提案し、
どんな事を書けばよいかアドバイスをしました。
さて、こんなとき、意識して欲しいのが、
あなたの行動は、あなた自身に、
どんな「実績」を作ったのか?
たとえば、前述のシチュエーションで、
実績を特に意識しない人が、
転職などの際に、面接でこう聞かれたとします。
『新人教育担当などは経験ありますか?』
「教育担当という形では特にありません。
聞かれたたら答える程度はしていましたが」
と答えるのがよくあるパターンです。
実績を意識している人は、
異なった答えになります。
「新人サポートは普段からやっており、
新人のためにマニュアル作成のサポートなども
経験があります」
こんな感じです。 何も自分がやったことを、
いちいち誇張せよと言っている訳ではありません。
また、面接対策として、その時の答え方を
言っている訳でもありません。
あなたが、あなた自身で経験しているものを、
どれだけのものとして捉えているか
が重要なポイントなのです。
次回に続きます。
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あなたのやりたい事、なりたい自分、
身につけたいスキル、望むポジション、
何からやりがいを感じられるのか、
あなたの望むビジョンを明確にしていきましょう。
SE未来コンパスで、
あなた自身の未来の計画書を作りましょう。
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