SEは、must少なめwant多めで

2016.05.21 (土)

いつの間にか受け入れている“must”

 

mustの意味

ねばならない、してはいけない、必ずする

 

わたしたちは、普段の生活の中で

やらなきゃいけない事が山ほどあります。

そして社会人になると、このmustを、

嫌と思いつつも、結構自然に受け入れている

ような気がします。

 

ちょっと思い返すと

わたしたちの中に

いつの間にかmustが定着したのは

学校でした。

 

そもそも義務教育ということで、

学校自体がmustのなのですが、

その中でも、

宿題、テスト、授業の中には

mustが山ほどありました。

 

この、いつの間にか自然に

受け入れてしまっている“must”

仕事、生活をしていく上で、

どうしようもないものもありますが、

なぜか、自分自身で作り出し

自分自身がそれに苦しめられている

ようなケースがあるような気がします。

 

たとえば、「絶対にこうあるべきだ!」とか

まずはこれをやらないと先に進めない!

といったような考え方です。

 

SEはいつも”must”だらけ

 

SEに限った話ではないと思いますが、

自分の仕事を「ただの目の前の作業」と

してしか見られないと、

やらなければいけないからやる」が

自らの動機となって、

仕事はいつの間にか

mustばかりに埋めつくされていきます。

 

これとは違うパターンもあります。

特に真面目なSE

自ら目標を掲げたり、自分の理想像を明確に持ち

その実現に向かって取り組みます。

 

いつまでに

ああしなきゃ

こうしなきゃと

自分からmustを作っていきます。

 

ただ人から押し付けられたmustであれば

反発もあり、もし実現できなくても

割と気にならず、立ち直りも早いのですが

自ら作ったmust

実現できなかった時に、

挫折感や、この先の不安感などに繋がり

時に他の事柄にも影響を及ぼします。

 

want”が無いSE

 

wantの意味

欲する、(…)欲しい、(…)望む

SEにとってのwantについて考えてみます。

 

そもそも、依頼されたシステムを作るのが

SEだとするならば

そのシステムを欲しているのは

その仕事の発注者です。

SE自身ではありません。

 

ただ、折角つくるなら、

喜ばれたいとか、良いものを作りたいとか

効率よく作りたいとか、

いろいろ思うところはあります。

しかし発注者のwantが第一優先という

大前提があるので、

その想いの強さや、想いが継続される時間は、

それほど大きくないと思います。

 

では、システムではなく、

SE本人に対するwantについてはどうか?

 

将来、こんなポジションにつきたいとか、

こんなスキルを身につけたいとかです。

もちろん現場や会社によっても

異なるとは思いますが、

わたしが出会ったきた人を思い出してみると、

wantを持つSEは少なかった気がします。

 

これはただ無欲というよりも、

何を欲すれば良いのかも

わからないと言った方が

的確な表現になるような気がします。

 

ちなみに、

残業が多かったり、作業環境が厳しい所では

こうはなりたくない」、

これはしたくない」、

というNOT want”が、山ほどありました。

 

次回につづきます。

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