SEとストレス <ショック期>
◆ SEとストレス
SEという職業を語る時に
かなり高い確率で出てくるワード
「ストレス」。
SEに限らず「ストレス」の掛からない仕事
なんてありません。
しかし、
SEが受ける様々なストレス、
現場での人間関係
ゴールの見えない作業
異常な労働時間
将来の不安
こういったストレスの要因となるものは
SEにとっては、
もはや定番となっているところもあり、
SEという職業の特徴と言えなくもありません。
そして、このストレスは、
最初に受けた時から、最終段階まで
大きく3段階の変化があると言われています。
◆ ストレスを受けた時の第1段階「ショック期」
日々の仕事などで何か嫌なことがあり、
最初にストレスを感じた時を
「ショック期」と言います。
新しく配属された現場で、
これまでとは違うやり方や、
知らない事の多さに戸惑った時
炎上中のプロジェクトに配属され、
いきなり残業三昧の状況に陥った時
顧客や上司から、
いきなり無理な注文をされ、
納得のいかないまま作業を強いられた時
そのシチュエーションは様々ですが、
挙げだしたらきりがありません。
ある程度SEを続けていれば、
誰もが経験することだと思います。
こういったストレスを受けたその時、
その日はやる気を失ってしまい、仕事に手がつかなかったり、
疲れがどっと出て、風邪をひいてしまったり、
気持ちの整理がつかず、ちょっとした混乱状態に
陥った状態です。
◆ 大きなショックは、別のストレスも生み出す
あくまで一時のもので、
すぐに解決してしまうものであったり、
最初は驚いても、すぐに割り切れるような
小さなショックであれば良いのですが、
これまでの自分自身の価値観と相容れないもの、
そのストレスの要因が長く続きそうな時は、
そこから新たなストレスが
生まれる場合もあります。
この先もこの現場でやっていけるのか?
この会社で仕事をしていて将来は大丈夫なのか?
せっかく、今までは楽しく仕事が出来ていたのに
そのストレスを受けた事をきっかけに、
何をやるにしても、悩みながら仕事をするように
なってしまう事もあります。
この状態は、ストレスを受けた時の
第2段階の症状「抵抗期」にあたります。
「抵抗期」については、次回に続きます。
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