『結論から述べる』ときの落とし穴 〜つづき〜

2015.03.31 (火)

 

『結論から述べる』ときの落とし穴のつづきです。

 

2つ目の落とし穴、『途中を端折ってしまう』

 

最初に結論Dを述べたあとに、きっかけA→対応Bの順で話すものの、

最初に結論Dを伝えてしまっているので変化Cを端折ってしまいます。

結論D→きっかけA→対応B→結論D といった感じです。

変化Cが抜けているので、対応Bからなぜ結論Dに至るのか、聞き手は理解できません。

 

さらに、この理解できない状況に陥った時に、変化Cが抜けていることにすぐ気がつけば良いのですが、対応Bを言い直してみたり、結論Dを違う言い方にしてみたりなどとやってしまうと、余計に混乱した状況を作ってしまいます。

 

さて、次にこのような落とし穴にハマらない対処方法です。

 

一番良い方法はひとつ。報告の前にまずは『分解して書き出してみる』です。

 

どのように分解するかというと、

今回の説明で述べたように、 報告する対象のものについて、

きっかけ、理由、対応、変化、例外、最終的な状態

といったように、報告する内容を分解して書きだしてみます。

 

うまく書き出せたら、あとは順番を間違えずに述べるだけです。

分解と整理が正しくできたかどうかは、説明順に並べた時に隣どおしがすっきり繋がっているかどうか そこに飛躍などがないかをチェックすることで判断ができます。

 

まずは書き出してみるがポイントですが、慣れてくるとこの整理が頭の中で瞬時にできるようになります。

みなさんも報告の際はトライしてみてください。

 

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