SEの仕事は好きですか?
突然ではありますが・・・仕事は好きですか?
ちょっと前のデータですが、こんな数値がありました。
IPAのIT人材白書2013からです。
■仕事が好きである
・よく当てはまる
ユーザーIT技術者 16.4%、ベンダーIT技術者 10.9%
■この仕事にはやりがいがある
・よく当てはまる
ユーザーIT技術者 15.6%、ベンダーIT技術者 9.1%
■この仕事をしていることを誇りに思う
・よく当てはまる
ユーザーIT技術者 13.3%、ベンダーIT技術者 8.0%
選択肢としては、
よく当てはまる以外に、
どちらかと言えばよく当てはまる
どちらかと言えばよく当てはまらない
まったく当てはまらない
とありますが、他の数値は一旦おいといて話を続けます。
この数値からまず見えてくるもの
仕事に対しての想いとして
好き、やりがいがある、誇りに思うというポジティブな感情が
ユーザーIT技術者、ベンダーIT技術者のどちらにおいても、
20%に満たないということ
そして、
ユーザーIT技術者とベンダーIT技術者を比較すると、
どの設問も、ベンダーIT技術者の方が数値が低いということです。
では、次にまったく当てはまらないと回答した、それぞれの設問の数値です。
■仕事が好きである
・まったく当てはまらない
ユーザーIT技術者 8.3%、ベンダーIT技術者 8.5%
■この仕事にはやりがいがある
・まったく当てはまらない
ユーザーIT技術者 8.2%、ベンダーIT技術者 7.6%
■この仕事をしていることを誇りに思う
・まったく当てはまらない
ユーザーIT技術者 7.8%、ベンダーIT技術者 8.7%
今の仕事に対して、ネガティブな感情を持っている人の割合ですが、
こちらの数値を見てみると、
ポジティブな回答をしている人の割合が低かったベンダーIT技術者が、
こちらの設問では必ずしもユーザーIT技術者よりも高いということはなく、
両者の数値の差も近いものでした。
さて、この数値を見て、みなさんはどのように感じたでしょうか?
立場、役割の違いから、仕事に対する感じ方が異なる部分もあれば、
ネガティブな部分では、どちらも同じくらいの割合でした。
ちなみに、私自身はベンダーIT技術者です。
こういった結果になる理由は、自分自身いろいろと思うところがありますが、
一つだけ言うならば、仮に同じプロジェクトに参加している両者だとしても
ビジネスモデルが根底から異なる部分があるため、一概に同じ開発者として見るべきではないと
思っています。
ここを掘り下げていくと話が終わらなくなるので、ここからはまた別の機会に。
さて、最後にもう一つの数値を紹介します。
■今の仕事に一生懸命取り組んでいる
・よく当てはまる
ユーザーIT技術者 16.9%、ベンダーIT技術者 14.6%
・どちらかと言えばよく当てはまる
ユーザーIT技術者 58.5%、ベンダーIT技術者 56.8%
7割以上の人が一生懸命取り組んでいると回答しています。
一生懸命取り組んでいるのであれば・・・
やっぱり、
嫌いよりは、好きと思える方がいいですよね。
やりがいがあり、誇りに思える方がいいですよね。
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あなたのやりたい事、なりたい自分、身につけたいスキル、望むポジション、
何からやりがいを感じられるのか、
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