チームのあり方、個人のあり方
先日、チームが抱える問題について
話し合いをした時に、
こんな意見の応酬がありました。
『リーダーたちからの指示がないと始まらないし、情報を持っているのはリーダーたちなのだから、リーダーにもっとしっかりしてもらわないとみんなが困る』
『リーダーたちは、複数の案件を回して、すでにいっぱいいっぱいなのだから、メンバーたちのもっと主体的な行動がないと、全体が回っていかない』
このやり取りをどう感じたでしょうか?
メンバーたちは、リーダーたちのせいにして、
リーダーたちは、メンバーのせいにする
そんな構図が目に浮かび、
おそらく、このチームに対して
残念な印象を持ったのではないでしょうか?
でも、実際は・・・
このリーダーに問題があるという意見は、
その当事者であるリーダーたちの一人から出た意見でした。
そしてメンバーに問題があるという意見は、
これまた、いつも大変な思いをしているであろう
メンバーから出た意見でした。
つまり、それぞれ相手に対しての指摘ではなく
自分たちの反省を最初に口にしたのです。
作業にミスがあったり、
遅れが出たりすることはしばしばであり、
決して良好な状態ではないということは、
チームの全員が思っているところ。
ゆえに、この両者の意見はどちらも
現状を的確に捉えた意見だと思います。
しかし、
彼らは素晴らしいチームであり、
チームとしても
とても良い状態にあると感じました。
ちょっと考えたくもありませんが・・・
これがもし,
リーダーの問題についての意見がメンバーから、
メンバーの問題についての意見がリーダーから
出ていたらと思うと・・・
結果的に、
同じ問題は抽出できたかもしれませんが、
チームとしては、
最悪の状態と言えるかと思います。
結局のところ、 何が良かったのか?
やはり、ベタなところではありますが。。
チームのみんながそれぞれ
相手への思いやりと
自己の向上心
この2つを持っていたからかなと思います。
これらが不足していると、
自分を振り返る前に相手への指摘を
先にしてしまうような気がします。
チームの話をしていても、
そこに関わる個人のあり方で
こうも違うのかと、改めて考えさせられました。
それぞれが
個のあり方について考えるようになれば、
もしかすると自然とチームも
最良のものになっていくのかもしれません。
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